風邪での発熱後にLRGが31、CRPが1.86に…。再燃の可能性はありますか?
医師と患者のお悩み相談 | 2025/9/19
息子が潰瘍性大腸炎になり8年目になります。先日39度の高熱が出て(インフル、コロナ陰性で風邪と診断)、下がってから3日目に血液検査をした結果、LRGが31で、CRPが1.86で、4月に採取した便の便中カルプロテクチンは27.9でした。再燃の可能性はありますか?
(ゆーやんさん 息子さんが潰瘍性大腸炎歴8年)
医師と患者のお悩み相談 | 2025/9/19
息子が潰瘍性大腸炎になり8年目になります。先日39度の高熱が出て(インフル、コロナ陰性で風邪と診断)、下がってから3日目に血液検査をした結果、LRGが31で、CRPが1.86で、4月に採取した便の便中カルプロテクチンは27.9でした。再燃の可能性はありますか?
(ゆーやんさん 息子さんが潰瘍性大腸炎歴8年)
IBD連携専門医
三枝先生からの回答
再燃の可能性は否定できませんが、通常は下痢や血便などの症状が伴います。LRG、カルプロテクチンは再燃を予測してくれる指標でもありますので、潰瘍性大腸炎の症状に十分注意してください。ただし、風邪による炎症でもCRPは反応しますし、LRGも影響を受けます。よって、潰瘍性大腸炎の症状がなければ、時期をおいて再検査するのでも良いのではないでしょうか。
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2003年 大和市立病院出向 内科後期研修医
2004年 北里大学東病院 消化器内科後期研修医、北里大学院入学
2008年 北里大学院卒業、学位取得。相模野病院出向
2018年 相模野病院 消化器センター部長
2018年 相模原保健所 疾病対策課
2025年 深川ギャザリアクリニック 副院長
2025年 淵野辺総合病院 内科 内視鏡副室長
<学会資格>
日本炎症性腸疾患学会 IBD連携専門医
日本内科学会総合内科専門医・指導医
日本消化器病学会専門医・指導医
日本消化器内視鏡学会専門医・指導医
難病指定医
【三枝先生のIBD診療】
淵野辺総合病院ホームページ
お問い合わせ:042-754-2222(代表)/予約センター:042-754-3271