野球をしているクローン病の孫が心配。病気の進行やインフリキシマブについて教えて下さい
医師と患者のお悩み相談 | 2025/12/15
14歳の孫がクローン病と診断されて5か月になります。インフリキシマブとエレンタールで脂質25gの食事で学校生活も送れていますが、クローン病はだんだん進行するのでしょうか?インフリキシマブはいつか効かなくなるのでしょうか?野球をしているのでタンパク質をとって筋トレをしています。
(あそままさん お孫さんがクローン病歴1年未満)
医師と患者のお悩み相談 | 2025/12/15
14歳の孫がクローン病と診断されて5か月になります。インフリキシマブとエレンタールで脂質25gの食事で学校生活も送れていますが、クローン病はだんだん進行するのでしょうか?インフリキシマブはいつか効かなくなるのでしょうか?野球をしているのでタンパク質をとって筋トレをしています。
(あそままさん お孫さんがクローン病歴1年未満)
IBD連携専門医
三枝先生からの回答
クローン病は、治療をしないとほとんどの場合で進行する病気です。しかし、インフリキシマブなど生物学的製剤治療の登場により、再燃(症状の悪化)を予防できたり、しても軽度だったりと、以前に比べ進行を抑えられる時代にもなってきました。現在は症状が落ち着いているようですので、今の治療を続けてください。また野球、タンパク質摂取、筋トレも、体調の良い時は問題ありません。インフリキシマブが効かなくなる時期の予測はつきません。効果が長年持続している患者さんも多いです。効かなくなったら主治医の先生と相談して増量してもらうか、他の薬もあるので変更してもらい、病状の進行を防ぎましょう。
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2003年 大和市立病院出向 内科後期研修医
2004年 北里大学東病院 消化器内科後期研修医、北里大学院入学
2008年 北里大学院卒業、学位取得。相模野病院出向
2018年 相模野病院 消化器センター部長
2018年 相模原保健所 疾病対策課
2025年 深川ギャザリアクリニック 副院長
2025年 淵野辺総合病院 内科 内視鏡副室長
<学会資格>
日本炎症性腸疾患学会 IBD連携専門医
日本内科学会総合内科専門医・指導医
日本消化器病学会専門医・指導医
日本消化器内視鏡学会専門医・指導医
難病指定医
【三枝先生のIBD診療】
淵野辺総合病院ホームページ
お問い合わせ:042-754-2222(代表)/予約センター:042-754-3271