生検で可能性が低かったのに潰瘍性大腸炎と言われた。セカンドオピニオンを受けるべき?
医師と患者のお悩み相談 | 2023/7/18 更新
今年の5月に潰瘍性大腸炎と診断されましたが、セカンドオピニオンを受けるか悩んでいます。というのも、生検では潰瘍性大腸炎の可能性は低いとの結果だったのですが、大腸カメラでの医師の所見+ペンタサを服用して症状が緩和したので、「潰瘍性大腸炎だろう」と言われました。
現在は症状も落ち着いていますが、薬は一生飲み続けないといけないから(再燃の可能性)と言われ、ペンタサを飲み続けています。確定的なものがないままに診断され、薬を飲み続けなければいけないのでしょうか?
また、医療費の補助?もあるようですが、軽症だから…とあまり説明してもらえず、不信感が強まっています。
初めて聞く病名で、加えて難病だと言われ、私自身寝耳に水といった感じで、どこにどう相談していいのか、一番頼れるはずの主治医にもあまり相談できず日々悩んでいます。
(ミモザさん 潰瘍性大腸炎疑い/女性)
IBDに詳しい
三枝先生からの回答
患者さんがセカンドオピニオンを希望された際に紹介状を作成するのは、医師としての義務と考えています。また、セカンドオピニオンを希望するのは患者さんの権利だと思います。よって、主治医の先生に、気軽に「セカンドオピニオンの紹介状を書いて欲しい」という要望を伝えてみてはいかがでしょうか。
診断に関しては難しいこともありますが、潰瘍性大腸炎は比較的シンプルです。慢性的な血便の経過、内視鏡所見、病理所見、便培養の検査を行い、潰瘍性大腸炎として矛盾がなければ確定診断となります。また、潰瘍性大腸炎は国の指定難病ですので、医療費助成が受けられます。しかし、すごく軽症の場合は受けられない場合もありますので、医療機関にご確認下さい。
対象とならなかった場合は、ジェネリック医薬品の使用を検討し、医療費を抑えるという方法もあります。 いずれにしましても、主治医の先生の説明に納得がいかない場合は、一度、炎症性腸疾患の専門医から詳しい説明を受けた方がよいと思います。
炎症性腸疾患協会に診療医リストがあります。私が見ても有名な先生が多い印象です。こちらを参考に専門医を探すことも、ぜひご検討ください。
参考リンク
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2003年 大和市立病院出向 内科後期研修医
2004年 北里大学東病院 消化器内科後期研修医、北里大学院入学
2008年 北里大学院卒業、学位取得。相模野病院出向
2018年 相模野病院 消化器センター部長
2018年 相模原保健所 疾病対策課
2025年 深川ギャザリアクリニック 副院長
<学会資格>
日本内科学会総合内科専門医・指導医
日本消化器病学会専門医・指導医
日本消化器内視鏡学会専門医・指導医
難病指定医
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