IBD治療で免疫抑制している場合の「コロナウイルス対策」が知りたい

医師と患者のお悩み相談2020/3/2

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お世話になります。先生にご質問させていただきます。これはおそらくIBD患者さんの多くが懸念していることかと思うのですが、コロナウイルス対策に関してです。
一般的には「免疫を上げていくこと」などが言われておりますが、IBDにおいては一部の患者さんは免疫抑制剤(やレミケードなど)を使用しておりますよね。
そういった場合、どのような対策をしておけばよいか、ご教示願えると幸いです。何卒宜しくお願い致します。
なっさん(クローン病歴15年)

三枝先生

IBDに詳しい
三枝先生からの回答

コロナウイルス対策に関しては、いろいろな情報がメディアから出て錯綜しています。現時点では、コロナウイルスに確実に有効な、特殊な対策は無いという印象です。そのため、現時点では通常のインフルエンザやウイルス対策をしていくしかないと思っています。ありきたりになってしまいますが、「手洗い、うがい、マスク、アルコール消毒による感染予防、十分な休養と健康的な食事」などで、免疫力を保つようにしましょう。
ご指摘の通り、IBDでは免疫抑制を行っている患者さんがおり、コロナウイルス含め、感染症に罹患しやすい状態だと思います。一方で、免疫抑制はIBDに必要な治療でもあります。よって、私は免疫抑制している患者さんには、先に述べた通常のウイルス感染対策の徹底をお願いしています。また、体調不良時は、早めの受診をお勧めしています。政府発表によると、近いうちにコロナウイルス検査の保険適応や、アビガンによる治療の有効性評価を発表する予定と聞いていますので、これらに期待しています。

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三枝陽一先生
深川ギャザリアクリニック 副院長
三枝陽一先生
2001年 北里大学医学部卒業。北里大学病院 内科研修医
2003年 大和市立病院出向 内科後期研修医
2004年 北里大学東病院 消化器内科後期研修医、北里大学院入学
2008年 北里大学院卒業、学位取得。相模野病院出向
2018年 相模野病院 消化器センター部長
2018年 相模原保健所 疾病対策課
2025年 深川ギャザリアクリニック 副院長

<学会資格>
日本内科学会総合内科専門医・指導医
日本消化器病学会専門医・指導医
日本消化器内視鏡学会専門医・指導医
難病指定医

三枝先生のIBD診療時間
月曜日:9:00~12:30
水曜日:9:00~12:30、14:00~18:00
土曜日:16:00~18:00
お問い合わせ:03-5653-3500(代表)

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