中学3年生の息子が潰瘍性大腸炎、成長期にステロイドを使い続けても問題ないですか?

医師と患者のお悩み相談2020/10/14

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中学3年の息子が、昨年4月に潰瘍性大腸炎と診断されました。入院し、プレドニンを点滴、その後リアルダ、イムラン、プレドニンを服用し徐々にプレドニンを減らして症状が落ち着いていたので、プレドニンの服用をやめようとした折、今年4月に再燃しました。入院中に再度プレドニンを点滴し、現在はリアルダ1,200mg 4錠、イムラン50mg、プレドニン5mg 4錠を服用しております。
昨年プレドニンを減らす際に便が柔らかくなったり、少し血が混じったりすることが何度かあり、ごく少量ずつ減らしているため、やめるのには時間がかかりそうです。成長期に1年以上プレドニンを服用し、ニキビ、ムーンフェイスの副作用が出ており、成育にも影響がないかとても不安です。このままプレドニンの服用を続けても大丈夫でしょうか?他の薬を検討した方がよいでしょうか?
(AKさん 息子さんが潰瘍性大腸炎歴1年)

三枝先生

IBDに詳しい
三枝先生からの回答

現在の炎症性腸疾患学会や医学界の考え方では、潰瘍性大腸炎の長期ステロイド使用を推奨していません。使用は3か月以内を目安としています。なぜなら、長期使用によりムーンフェイス、糖尿病、肥満などの副作用が出ることがあるからです。また成長期であれば、身長が伸びないなどの成長障害が出る場合もあります。
レミケードに代表される生物学的製剤を検討してみてはいかがでしょうか?生物学的製剤は副作用が少なく、炎症を抑える効果もステロイドよりあると言われています。まずは一度、主治医の先生に相談されてみるのがよいと思います。

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三枝陽一先生
深川ギャザリアクリニック 副院長
三枝陽一先生
2001年 北里大学医学部卒業。北里大学病院 内科研修医
2003年 大和市立病院出向 内科後期研修医
2004年 北里大学東病院 消化器内科後期研修医、北里大学院入学
2008年 北里大学院卒業、学位取得。相模野病院出向
2018年 相模野病院 消化器センター部長
2018年 相模原保健所 疾病対策課
2025年 深川ギャザリアクリニック 副院長

<学会資格>
日本内科学会総合内科専門医・指導医
日本消化器病学会専門医・指導医
日本消化器内視鏡学会専門医・指導医
難病指定医

三枝先生のIBD診療時間
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水曜日:9:00~12:30、14:00~18:00
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