そーせいとアッヴィ、「炎症性疾患」を標的とする新規医薬品の開発で提携
ニュース | 2020/6/26
独自の創薬技術をもつそーせいと免疫領域に強いアッヴィがタッグを組んで商品開発
そーせいグループ株式会社は、米アッヴィ社と独占的創薬提携およびライセンス契約のオプションに関する契約を締結したことを発表しました。同契約により、アッヴィが選定した、細胞の「Gタンパク質共役受容体(以下、GPCR)」という部分に作用する新たな医薬品の研究開発と商品化を目指すそうです。また、この提携により、当初は「炎症性疾患および自己免疫疾患を標的とする新規低分子の創薬」に注力するとしています。
具体的には、そーせいが独自の技術を応用して治療薬候補を見出し、その治験許可申請のための前臨床試験までの研究開発費を負担。その後、アッヴィがライセンス料を支払い、グローバルな開発・販売を行うという流れになるようです。
そーせいはこの件に対し、「特に挑戦のしがいのあるターゲットを対象にした創薬に関する独自のテクノロジーと構造ベース創薬および初期開発能力と、アッヴィの広範な治療領域、開発、およびグローバルな商業化の専門知識の組み合わせは、炎症性疾患および自己免疫疾患に対する新規のより良い治療法創出のための強力なアプローチとなる」と述べ、アッヴィも、「弊社の20年以上にわたる免疫領域での専門知識と、最先端のテクノロジーを開発する研究を組み合わせることで、患者さまに自己免疫疾患の高度な次世代治療に対する新たな希望を提供することができる」と、述べています。
両社の得意分野を生かした今までにないIBD治療薬の誕生に期待したいですね。
(IBDプラス編集部)
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