【IBD+リサーチ】ヘルプマーク持っている?

ニュース2022/4/28

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今回のクイックリサーチのテーマは、「ヘルプマーク持っている?」。334名のユーザーさんにご回答いただきました。ご協力ありがとうございました。

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ヘルプマークは、義足や人工関節を使用している方はもちろんのこと、妊娠初期の方や、炎症性腸疾患(IBD)をはじめとする難病や内部疾患の方など、「外見から分からなくても援助や配慮を必要としている方々」が、周囲にそのことを知らせて援助を得やすくなるよう、東京都が作成したマークです。

ヘルプマークの配布や優先席へのステッカー標示などが、2012年10月に都営地下鉄大江戸線で初めて導入され、その後、全ての都営地下鉄、都営バス、都電荒川線、日暮里・舎人ライナー、ゆりかもめ、多摩モノレール、都立病院、東京都保健医療公社の病院など、徐々に拡大。民間企業への働き掛けも実施されています。

実は今回と同じアンケートを2018年にも実施しています。その時は61名のユーザーさんご回答いただき、「持っている」と回答したのは30%、「持っていない」と回答したのは70%でした。

そして約4年後である今回、「持っている」と回答したのは38.3%、「持っていない」と回答したのは61.7%でした。

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みなさんは、この結果をどう思われたでしょうか?私自身は、電車やバスで啓発のポスターをよく見かけますし、バッグなどにつけている人も珍しくなくなってきたので、もっと多くの方が使っていると思っていたので、4年前からあまり変わっていないこの結果に、大変驚きました。

また、今回は多くの方がコメントを寄せてくださいました。ありがとうございます!

「心温まるエピソード」として
・電車やバスで席を譲っていただいた
・スーパーでかごを運んでいただいた
・脈を測ってくれた
・一緒に下車してくれた
・幼稚園でヘルプマークのことを教えていた
などがあった一方で、

「つらくなってしまうエピソード」として
・座る場所がなくて立っていたら、なにひけらかしてるの。アピールするな。ズルいと言われた
・優先席に座っている人にヘルプマーク見せて席を譲ってもらおうとしたら、そんなマーク知らないと言われた

さらに、「自分の県は認知度が低い」「医師に見せたら、何これ~と言われた」など、思った以上に認知度が低いということに驚きました。

身体障害者の方への配慮が少ないことは比較的いろいろなところで耳にしますが(それも大きな問題です)、IBDのように外からは見えない疾患の方が困っていることは、まだほとんど知られていないのではないでしょうか?

昔に比べ、さまざまな働き方や多様性が認められる時代に変わりつつある昨今。IBDプラスも、5月19日の「世界IBDデー」に向けて、少しでもIBD患者さんが楽に心地よく生活するために私たちにお手伝いできることがないか、みんなで考えていきたいと思います。

(IBDプラス編集部)


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