スキリージ、中等症~重症の活動期クローン病に対する治療薬として承認取得
ニュース | 2022/10/11
炎症に関わる物質「インターロイキン-23」を狙い撃ちする生物学的製剤
アッヴィ合同会社は9月26日、中等症~重症の成人クローン病患者さんに対する治療薬として、「スキリージ(R)点滴静注600mg」および「スキリージ(R)皮下注360mgオートドーザー」(以下、スキリージ)の製造販売承認を取得したと発表しました。
スキリージは、炎症に関わる物質である「インターロイキン-23(IL-23)」を選択的に阻害する生物学的製剤です。今回の承認は、中等症~重症の活動性クローン病患者さんを対象とした、複数の第3相国際共同試験のデータから得られた結果に基づいています。これらの試験において、スキリージを使用したグループは、寛解導入療法および維持療法のいずれにおいても、プラセボを使用したグループと比較して、内視鏡的改善および臨床的寛解の有意な改善を示したということです。
点滴は寛解導入療法、注射剤は維持療法として使用可能
スキリージは日本において、既存治療で効果不十分な尋常性乾癬、関節症性乾癬(乾癬性関節炎)、膿疱性乾癬、乾癬性紅皮症に対する治療薬として、2019年に承認されています。
今回、「スキリージ(R)点滴静注600mg」は、既存治療で効果不十分だった中等症~重症の活動期クローン病の寛解導入療法として、「スキリージ(R)皮下注360mgオートドーザー」は既存治療で効果不十分だった中等症~重症の活動期クローン病の維持療法として承認されました。
(IBDプラス編集部)
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