【IBD+リサーチ】職場や学校で病気をカミングアウトするタイミングは?
ニュース | 2023/3/28
今回のクイックリサーチのテーマは、「職場や学校で病気をカミングアウトするタイミングは?」。375名のユーザーさんにご回答いただきました。ご協力ありがとうございました。
4月から新しい職場や学校でスタートを切るという人も多いのでは?そんな状況にあるIBD患者さん…だけに限らず、多くの人が一度は頭を悩ませているのが「病気のカミングアウト」の問題です。他のIBD患者さんたちは、職場や学校の人たちに、どのタイミングで病気のことを伝えているのでしょうか。それとも、カミングアウトしていない人が多いのでしょうか…?
今回のアンケートで最も多かった回答は、「入社/入学時」(50.0%)でした。これまでの取材やアンケートで伺った、すぐにカミングアウトした方たちのご意見は「トイレの回数が多いから」「体調不良や入院などで急に休む可能性があるから」「隠し事をしているような気がして落ち着かないから」「健康診断などで知られてしまうと思うから」などがありました。また、早い段階でカミングアウトする人は、比較的病状が重い、もしくは下痢など何らかの症状が継続している人が多いように思いました。
次に多かったのは「信頼関係も築けたら」(30.4%)でした。過去に伺ったご意見は「気を使われるのが嫌なので仲の良い人にしか言わない」「思い切って親友にだけ明かした」「上司にはきちんと伝えて相談にのってもらっている」「恋人には伝えている」などがありました。
以下、「カミングアウトしない」「特に気にせず明かす」という結果でした。もちろん、個人の性格や置かれている環境に左右される部分も大きいと思いますが、これらの回答をした人たちは比較的病状が軽い人が多いように感じました。
また、今回いただいたコメントには以下のようなものがありました。 ・面接の時に話した ・仕事に支障がないコントロールが良好な状態であれば、わざわざいう必要ないかなぁと思う。法定健診の健診結果票にも持病として載らないこともあるし(医療機関や委託業者によります)、そこから会社にバレることもある。偏見・不利益が生じる可能性があれば伏せたい ・面接時にかならず言った。それでダメなところは理解がないと思うのでこちらとしても指標になると思ってます ・大学の先生方には明かしてますが、学生(友人)には持病がある程度の話しかしてないです。言いたくないので… ・誰にカミングアウトするってのでも違う気がします ・長期入院したからばれた みなさん、ありがとうございました。仕事に関しては特に「面接時に明かす」という人も多そうですね。
IBDプラスでは、IBD患者さんの治療や日常生活についてアンケート調査する「IBD白書」をはじめ、みなさんの気付きや新たな一歩につながる取材をこれからも続けていきますので、応援よろしくお願いいたします!
(IBDプラス編集部)
IBDプラスからのお知らせ
治療の選択肢が広がる「治験」に参加してみませんか?IBD治験情報サービスへの無料登録はこちら会員限定の情報が手に入る、IBDプラスの会員になりませんか?
IBDプラス会員になるとこんな特典があります!
- 1. 最新のニュースやお得な情報が届く
- 2. 会員限定記事が読める
- 3. アンケート結果ダウンロード版がもらえる